4日目〜ストリートチルドレン〜

外に出ると、「バクシーシ」


子供が寄ってきた。

バクシーシとは、お金をくれっていう意味。


お金をむやみにあげちゃいけない、と聞いていた私は
躊躇するがスルーする。


なんか胸が痛いなぁ・・・



でも、そんな気持ちもつかの間。

あらゆる、人々が私たちやツーリストめがけて、お金をせがむ。

小さい子供を抱えたお母さんや、

今にも倒れそうな老人。





びっくりしたのはトイレにいったとき。

トイレにから出て手を洗うと、紙を持って女の人が待っていた。


紙を私に渡し、拭け、と。

快く受け取ると、「10ルピー。」


は?

というと、
紙もらっただろ、10ルピーよこせよ。

そういうことらしい。


確かに使ったので仕方なく渡す。


するとそばにいた清掃のおじちゃんも手を出す。

お前もか!


結局私はトイレに行くだけで、20ルピーも使ってしまった。



やれやれ、と思いながらツアーのバスに戻った。



すると、どこからか蛇を首に巻きつけてる少年がやってきた。

ものすごい太い蛇を巻きつけ、ニコニコ笑う少年。


「すごいね!」

私がいうと、バクシーシ。と、言う。


つまり、彼が言いたいのは

「蛇、見ただろ。」


っていう。



いや、見たけどさ。

見せてきたのはそっちじゃん。



絶対払うもんかと思っていると、写真一緒にとろうぜーと誘ってくる蛇使いの子。

写真作戦と出たか。


ツーリストの心をくすぐるおぬし、なかなかやるのう。



うーんと迷っていると、
タイミングよくバスが発車。


ふぅーー

危ない。ついつい笑顔で写真とってるとこだったぜ。





彼は、まだ10歳にもなってなさそうな小さい子供だった。

誰が教えて、こんなことやっているんだろう。


写真くらい撮って快く10ルピーくらいあげればよかった、という

急に後悔の念に駆られてくる。




たくさんのストリートチルドレン達。

彼らはどうやって生活しているんだろう。




なんだか一日目からすごい勢いでカルチャーショックを受けている気がする。。。

インドって話は聞いていたけど、相当すごいとこだ。




朝早起きだったし、
なんだかんだで疲れてしまい、

私は気付いたら深い深い眠りについていた。